大町・米メンドシーノの工芸家ら出品 松本で交流展

2017/05/11 11:02
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 大町市と、姉妹都市提携している米カリフォルニア州メンドシーノの双方の工芸作家らの作品を展示する「工芸をめぐるふたつの町の国際交流展」が10日、松本市美術館で始まった。2008年から両国で交互に続けて10年目の今年は、ガラス、木工、陶芸などの作家31人による約200点を展示している。

 メンドシーノの作家たちは、現地の松の葉で編んだ籠、カリフォルニアの空や海をイメージした鮮やかな青色の陶器などを出展。大町側からは、栗の板を割って開き、対称的な木目が現れた和額、フィルムとガラスを何層も重ねた作品、能面などが並んだ。

 旧美麻村(現大町市)とメンドシーノは1980(昭和55)年に国際姉妹村となった。旧美麻村にギャラリーやワークショップ(参加型講習会)の拠点「美麻遊学舎」を設けた版画家の故吉田遠志さんと、メンドシーノにあるアートセンターの創設者が知人だったのが縁になった。

 しかし、美麻遊学舎は99年に全焼。途切れがちになった作家同士の縁を復活させようと、木工作家小田時男さん(61)=大町市美麻=が中心となり、08年にメンドシーノで交流展を初開催した。

 小田さんによると、交流展をきっかけに使うようになった大町市の土蔵「麻倉」は、若手作家が集う美術と工芸の拠点に。交流展を通じて海外での個展開催の話が出た作家もいたといい、小田さんは「10年で新しい動きが出てきた」と手応えを感じている。

 交流展は14日まで。午前10時〜午後5時。入場無料。

写真説明:松本市美術館に展示した米メンドシーノと大町市などの工芸作家の作品

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