台湾映画の世界味わって 長野で13日から10作品上映

2017/05/11 10:59
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 1980年代に台湾映画界に生まれた「台湾ニューシネマ」から近年の作品までを連続上映する「台湾映画祭」が13日〜6月9日、長野市の映画館「長野相生座・ロキシー」で開かれる。映画館を運営する長野映画興業の創立100周年記念のイベント第4弾。21日は、多くの台湾映画を日本に紹介し、日本語字幕も手掛ける小諸市のノンフィクション作家、田村志津枝さん(73)のトークイベントもある。

 計10作品を上映する=表参照。世界的に高い人気と評価を得た「台湾ニューシネマ」からは、第2次世界大戦後の激動の台湾社会を描いたホウ・シャオシェン監督「悲情城市」(1989年)のほか、同監督自身の青春を題材にした「風櫃(フンクイ)の少年」(84年)、2007年に急逝したエドワード・ヤン監督が実際の事件に構想を得た「〓嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件」(91年)など。近年の作品は、1930年、日本統治下の台湾で起きた抗日闘争「霧社事件」を扱った「セデック・バレ」(2011年)など。

 田村さんは「台湾ニューシネマ」を、「映画史的にも歴史的にも、台湾の戦後史を初めて描き出した」と意義付けている。劇場内には、台湾版の映画ポスターなど貴重な資料を展示する。

 チケットは、前売りは1回券1300円、5回券5千円(12日まで販売)。当日は一般1600円、大学生・高校生1400円。60歳以上1100円。「〓嶺街少年殺人事件」は特別料金で、前売りは1800円(19日まで販売)、当日は一律2200円。21日のトークイベント「名作を語る」は午後4時20分から。台湾の菓子と資料付きで500円。先着70人。問い合わせは長野相生座・ロキシー(電話026・232・3016)へ。

(〓は、牛ヘンに古)

写真説明:台湾映画のポスターを前に「それぞれの視点で見てほしい」と話す田村志津枝さん

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