写真や道具でたどる上諏訪温泉の歴史

2017/05/07 10:29
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 諏訪市博物館は、地元の上諏訪温泉に焦点を当てた初の企画展「いで湯のまちの歴史と文化上諏訪温泉ものがたり」を同館で開いている。古くから住民の暮らしに密着してきた温泉を再考しようと企画した。湯を通す木製の引湯管の実物や、今も地元の小学校で活用している温泉浴場の写真など計100点を紹介している。

 上諏訪温泉に関する古文書や、今年3月に閉鎖した江戸時代からの名湯「精進湯」といった10のテーマに分けて展示。掘削して湧き出た湯に誇らしげに入る男性たちの白黒の記念写真や、諏訪地方の温泉が上位に記された江戸時代の全国の温泉番付もある。諏訪湖畔の高島城の敷地にかつて温泉が引かれていたことを説明するパネル、諏訪市城南小学校で現在も使われている温泉の浴場の写真も並んだ。

 見学した上伊那郡南箕輪村の千菊夫さん(58)は、県内に引っ越して間もない30年ほど前に上諏訪温泉の小さな旅館に泊まったことを思い出したといい、「(かつての)高島藩でも温泉が使われていたのか」と感心していた。展示は8月27日まで。

写真説明:昭和30年代まで諏訪市内で行われた上諏訪温泉競馬の優勝旗などが並ぶ企画展

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