松本「工芸の五月」29日から 人気の「池上喫水社」復活

2017/04/27 11:19
ODEK2017042700792701.jpg

 工芸品の展示や販売をする11回目の「工芸の五月」が29日、松本市内のギャラリーなど約70カ所で始まる。今回の目玉は、開催当初好評だった企画「池上喫水社」の復活。街なかの民家の土蔵を開放し、大掛かりな装置で水出しコーヒーを抽出する空間そのものを楽しんでもらおうと、市内のガラス作家田中恭子さん(34)らが準備している。

 池上喫水社は、工芸の五月が始まって3年目の2009年から11年まで、市街地の民家「池上邸」の土蔵で開かれた。工芸の五月を街なか全体の催しにしたいと考えていた実行委員会が所有者に掛け合い、田中さんら5人が装置や空間作りを担当。コーヒーを抽出する音が聞こえる空間が好評で、これを機に、池上邸では演奏会や演劇会が開かれるようになったという。

 夫の仕事の都合で松本を離れていた田中さんが再び松本に戻ったことから、今回6年ぶりの開催が実現。子育ての傍ら、高さ3メートルにもなる抽出装置を再び引っ張り出し、補修のためガラス管を作るなどした。「ものを作る感覚を思い出している。心地よい空間をまた楽しんでほしい」と田中さんは話している。

 5月31日までの期間中は他にもさまざまな催しを予定=表。工芸の五月でメインとなる「第33回クラフトフェアまつもと」は5月27、28日にあがたの森公園で開き、ガラスや木工、陶芸など全国の工芸作家が出展する。問い合わせは実行委事務局(電話0263・34・6557)へ。

写真説明:池上喫水社で出すために作ったグラスを前に話す田中さん(中央)ら

北陸と信州・長野、新潟の観光情報が満載! 北陸・信越観光ナビ