「絵画的」漆芸70点 塩尻の作家、伊那で作品展

2017/04/25 11:18
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 塩尻市木曽平沢の漆芸家、石本愛子さん(63)の作品展が、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。伝統的な漆芸を基本にしながら、より絵画的で、優しい印象になる技法を用いた作品約70点を展示している。

 石本さんが同ホールで作品展を開くのは6回目。下塗りと中塗りの漆に顔料を混ぜて塗り、のみで彫ると下の層の色が現れる技法で仕上げた作品は、自宅近くの木々や里山など身近な風景を題材にした。制作に半年から1年かかるという作品からは、どこか温かみも伝わってくる。

 今回、石本さんは「漆の世界を少しでも深く知ってもらいたい」とし、普段使っている道具や材料、技法の解説パネルも並べた。制作過程を説明する映像も流している。

 北安曇郡池田町出身で、18才で漆芸の世界に入ったという石本さんは「伝統を受け継ぎつつ、今の時代に合う作品を作って次世代に技術や思いを伝えられたらいい」と話している。

 作品展は5月7日までの午前9時〜午後6時。無料。

写真説明:制作した作品を紹介する石本さん

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