故堤さんの「セゾン文化」紹介 松本市美術館15周年記念

2017/04/21 11:49

 松本市美術館は21日から、セゾングループ元代表で同美術館顧問も務めた故堤清二さんの功績を紹介する開館15周年記念展「堤清二セゾン文化、という革命をおこした男。」を開く。セゾン現代美術館(北佐久郡軽井沢町)所蔵作品を中心に、堤さんが紹介した現代美術や同グループのポスターなど92点が並ぶ。

 西武百貨店代表取締役だった堤さんは1961(昭和36)年、スイスの画家パウル・クレー展を開催。75年に百貨店内に西武美術館を開き、現代美術作家の展覧会を重ねながら作品を収集したという。

 今回の記念展では、堤さんが2013年に亡くなるまで書斎に飾っていたクレーの抽象画や、現代美術の大家ジャスパー・ジョーンズが赤や青などを塗り重ねた「標的」も並ぶ。06年、辻井喬の名で信濃毎日新聞に連載した随想「漂流の時代に」で挿絵を担当した岡谷市出身の故辰野登恵子さんの原画も初公開する。

 これまで市美術館の企画展に辻井喬名で寄せた詩も紹介。小川稔館長は「時代の予言者としての声を多くの人に聞いてほしい」と話している。

 6月11日まで。一般千円、高校・大学生600円。今月22日午後1時半からは小川館長と難波英夫・セゾン現代美術館長の対談もある。無料。申し込みは市美術館(電話0263・39・7400)へ。

写真説明:堤さんが西武美術館で紹介した作品が並ぶ会場


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