高井鴻山と北斎の交流紹介 小布施の記念館再オープン

2017/04/21 11:47
ODEK2017042100788201.jpg

 江戸から明治にかけて活躍した上高井郡小布施町の豪農商、高井鴻山(こうざん)の書斎などを保存している高井鴻山記念館が耐震改修を終え、21日、リニューアルオープンする。これを記念して同日から、同時代の浮世絵師葛飾北斎と鴻山の交流を示す作品などを紹介する春季展を開く。

 鴻山のもとには北斎の他、幕末の志士や文人墨客が訪れており、記念館には当時の書斎兼サロン「〓然楼(ゆうぜんろう)」などが残る。昨年6月から休館し、町が〓然楼の修繕や耐震工事などを進めていた。総事業費は3197万円。

 春季展では約40点を紹介。鴻山の「象と唐人図」には北斎が描いた下絵を並べる。北斎宛ての鴻山の絵入りの手紙「放屁の図」では、放屁する神職の絵とともに、鴻山が手足の描き方や屁の色などを相談する文章も紹介。二人の親交が分かる展示だ。金田功子館長(74)は「二人がどんな関係だったのか想像し、楽しんでほしい」と話している。

 春季展は7月11日まで。午前9時〜午後5時(7月は午後6時まで)。大人300円、高校生150円、中学生以下無料。問い合わせは同記念館(電話026・247・4049)へ。

(〓は、修のサンヅクリが羽の旧字体)

写真説明:春季展で展示する高井鴻山の「象と唐人図」

北陸と信州・長野、新潟の観光情報が満載! 北陸・信越観光ナビ