戸隠「知られていない」魅力発信 住民有志がリーフレット

2017/04/08 12:04
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 長野市戸隠地区南部の住民有志らでつくる「豊岡・栃原・祖山地区の活性化を考える会」が、地元の史跡や寺社、民話ゆかりの地など、見どころを初めてリーフレットにまとめた。地区内では戸隠神社中社、宝光社一帯が観光地として人気が高いが、他にもあるあまり知られていない魅力を発信し、地域の良さを多くの人に味わってもらおうという試みだ。

 戸隠神社への参拝やそばを求めて訪れた観光客に、地区の南部へも足を延ばしてもらおうと、元戸隠公民館長の西正夫さん(67)=戸隠豊岡=が友人らに提案。地域の活性化などに関心を持つ30〜70代の6人が集まった。

 リーフレットはA4判の4ページ。地図と写真で24カ所の見どころを掲載している。県宝に指定されている南方神社や、親鸞聖人が使ったカツラのつえが根付いたといわれる大木「豊岡のカツラ」などを紹介。一帯に伝わる鬼女(きじょ)紅葉(もみじ)伝説にまつわる遺跡や神社の情報も盛り込んだ。

 また、家族連れなどが3〜4時間でドライブをしながら楽しめるように、「民話」「巨木・名木」などのテーマ別に巡る五つのコースを設定、掲載した。周辺地域に飲食店が少ないことから一つのコースを半日で楽しめるように配慮したという。

 6人は、昨年の7月から準備を開始。紹介する場所を絞るため、現地を訪ねて写真を撮ったり、地域に詳しい人や村史から情報を得たりして、説明文を考えた。西さんは作成する中で「地元の人間でもまだまだ知らないところがある」と驚いたという。

 リーフレットは市戸隠支所や戸隠公民館などに置いているほか、戸隠地区の全約1300戸にも配った。地元の魅力を地域の人も知り、身近な文化財を大事にする気持ちを持ってもらいたいという願いも込めた。西さんは「地域の人が地元の良さを知ることは、地域を活気づけることにつながる」と話す。

 「考える会」は今後も活動を続け、リーフレットで紹介した場所に、魅力を説明する案内板を設ける案も出ている。ボランティアガイドの募集など、「地区の住民が案内できるような仕組みも整えたい」と西さんは意気込んでいる。

写真説明:リーフレットを眺める西さん(左)ら「豊岡・栃原・祖山地区の活性化を考える会」のメンバー

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