松代藩主の信之も知って 上田・真田太平記館で企画展

2017/04/06 11:29

 池波正太郎真田太平記館(上田市中央3)で、企画展「真田太平記その後〜池波正太郎〈真田もの〉のはじまり」が5月28日まで開かれている。昨年放送されたNHK大河ドラマ「真田丸」では描かれなかった松代藩主・真田信之を知ってほしいと企画。信之の肖像画や書状、作家池波正太郎さんが長野市松代町で取材中の姿を捉えた写真など約30点を展示している。

 池波さんは、上田から松代に移った後の真田氏を題材にした作品も多い。同館は、昨年の大河ドラマに合わせ、真田氏と関わりの深い戦国大名の武田、上杉、本多氏を紹介する企画展を開催。今回は、信之が沼田城を支配し始めてから、松代藩主となって93歳で亡くなるまでを、書状や解説文で紹介している。

 展示の中には、信之の孫に当たる幸道と信直の家督争いが起きた際、信之が幕府の老中宛てに幸道を次期松代藩主にすることを認めてもらうよう頼んだ書状などがあり、信之の苦労がうかがえる。沼田城を舞台にした池波さんの作品「まぼろしの城」の直筆原稿も展示され、執筆活動に思いをはせることもできる。

 同館学芸員の鈴木彩也花さん(23)は「信之の半生を伝える内容になっている。この機会に池波さんの作品を読んでもらえたらうれしい」と話している。問い合わせは池波正太郎真田太平記館(電話0268・28・7100)へ。

写真説明:真田信之の肖像画などを展示した企画展


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