東御の公園にカフェ兼パン店 憩いの場に―8日本格稼動

2017/04/06 11:28
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 東御市八重原の小林麻美さん(42)が8日、地元の「芸術むら公園」でカフェ兼パン店「まる屋」を開く。昨年10〜12月のプレオープン期間を経て本格的に営業をスタート。3児の子育て中のため、営業は週末限定だが、誰もが気軽に立ち寄り、世間話をして楽しめるような「憩いの場」を目指している。

 小林さんは埼玉県出身。結婚を機に伊豆諸島の東京都新島村に移り住み、同村で3年ほどパン店を経営。地域活性化の取り組みにも参画していた。夫の実家が佐久市にあった縁で、たびたび東御市にも来訪。「いつかは信州に戻りたいね」と夫婦で話していたといい、2015年4月に家族と東御市に移った。

 「新島は集落が密集していて、近所の人は家族や親戚まで含めて顔見知りだった」と小林さん。住民同士の関係が濃密だった当時を振り返ると、東御での暮らしが寂しく感じられた。そんな思いもあり、以前から魅力を感じていた芸術むら公園の中に店を出し、地域を盛り上げたいと考えるようになったという。

 店舗は、信州東御市振興公社が同公園の管理事務所に使っていた建物を借りた。土曜日には、県内産の材料にこだわった6、7種類、計約100個のパンが並ぶ。売り切れ次第、販売は終了。子育て中の母親が月1、2回、交代で食事を作る「ワンデイシェフ」や、ワークショップ(体験型講座)なども今月始める。

 昨年のプレオープン中、パンは毎回完売。一方で、買った後に公園にとどまらず、すぐ帰ってしまう人もいた。滞在する人を増やし、にぎわいにつなげられなかったことが課題で、小林さんが参加する地元の女性グループ「八重原プロジェクト」が4月末から、公園内の芝生で遊んだり、くつろいでもらおうと、遊び道具やテント、マットを無料で貸し出す予定だ。

 小林さんは「いろんな人に来てもらい、公園でゆっくり過ごしてほしい」と願っている。店舗の営業時間は午前10時〜午後4時。12月中旬〜4月上旬は休業する。問い合わせは小林さん(電話090・1112・6283)へ。

写真説明:本格的に営業を始める「まる屋」の前に立つ小林さん

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