堀辰雄と海外文学との関わり 軽井沢で蔵書80点展示

2017/04/03 10:19
ODEK2017040300776301.jpg

 軽井沢町の堀辰雄文学記念館で、企画展「堀辰雄と読書―海外文学編」が開かれている=写真。堀辰雄(1904〜53年)の蔵書など約80点を展示。同館は「堀と海外文学との関わりについて感じ取ってほしい」と来館を呼び掛けている。

 同館によると、堀はフランスの詩人コクトーや作家プルースト、オーストリアの詩人リルケなどの海外文学に親しんだ。これらの作品は、避暑地を舞台に恋愛の心理をつづった小説「ルウベンスの偽画」や、生と死、愛を主題にした小説「聖家族」など初期の作品に影響を与えた。

 企画展では、リルケがパリで記し、妻に宛てた手紙について、堀の訳を載せた雑誌「四季」などを展示。「プルウスト(プルースト)がそれまで私の内部に奥深く眠つていたものを少しづつ呼び醒(さ)ましたのだ」といった堀のエッセー「続プルウスト雑記」の一文を紹介したパネルも掲げた。「リルケ詩集」「ドイツ風土記」など堀の蔵書、堀が使った独和辞典、創作や研究のためのノートなども並べた。

 5月28日午後1時半からは、千葉大文学部教授西村靖敬さんが「堀辰雄とジャン・コクトー」と題して同館で講演する。希望者は事前に申し込む。

 企画展は7月4日まで。水曜定休。大人400円、小中高校生200円。問い合わせは同館(電話0267・45・2050)へ。

北陸と信州・長野、新潟の観光情報が満載! 北陸・信越観光ナビ