伊那市と新宿区、友好10年記念展 内藤家ゆかりの品など

2017/03/25 12:04
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 伊那市高遠町歴史博物館で24日、同市と東京都新宿区の友好提携10周年を記念する特別展「伊那・高遠と新宿をむすぶ内藤家」が始まった。江戸時代に高遠藩主を務めた内藤家の下屋敷が新宿御苑(新宿区)にあった縁があり、同区新宿歴史博物館の所蔵品のほか、高遠町の住民が保管してきた内藤家ゆかりの品など84点が並んでいる。

 高遠藩、参勤交代、新宿の様子の三つのテーマで展示し、4本の絵巻物が目玉。高遠の景勝を短歌とともに描いた「高藩探勝(こうはんたんしょう)」上巻は展示機会が少ないといい、大名行列を描いた「内藤頼卿公御初入之図(ないとうよりのりこうおはついりのず)」からは参勤交代の様子もうかがい知ることができる。2人の高遠藩主がそれぞれ鳥を描いた絵巻物も並んでいる。

 明治時代に入り、藩主が高遠を去る際、領民に与えた品が現在も大切に保管されているため、個人所蔵の展示品も多い。高遠町歴史博物館の学芸員福沢浩之さん(31)は「藩主と領民のやりとりを記録した日記や資料もあり、互いの関係が良好だったことが分かる」と紹介している。

 6月18日まで(4月を除き月曜定休)。入館料は一般400円、小中学生200円。問い合わせは同博物館(電話0265・94・4444)へ。

写真説明:大名行列を描いた絵巻や高遠藩の品々が展示されている会場

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