松本市美術館「出発点の宝」 大正から現代まで43点展示

2017/03/25 12:03
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 今年で開館15周年を迎える松本市美術館が「美術館コレクションのはじまりと今」展を開いている。大正時代から現代までの同館所蔵の絵画や彫刻など43点を展示。約100年前から美術品を集めて公開してきた地域の文化と、その上にできた同館のコレクションの全体像がうかがえる。

 市内では1924(大正13)年、重要文化財旧開智学校に、信州ゆかりの作家の作品が並ぶ「記念美術室」が設けられた。今回は美術室の昭和初期の収蔵品目録に載った作品から、同市出身で西欧で長く活動した滝川太郎(1903〜70年)の自画像を展示。鋭い視線が目を引く。

 太平洋戦争中に松本に疎開し、地域の美術界に大きな影響を与えた石井柏亭(1882〜1958年)の風景画や、美術館の収蔵テーマの一つ「山」に関する絵画も紹介。市内出身の前衛芸術家草間弥生さん(88)の連作「わが永遠の魂」のうち赤一色で細部を描き込んだ作品もある。

 4月2日まで。同館学芸員の細萱礼子さんは「松本らしい、とっておきの宝。心を開いて見てほしい」としている。問い合わせは同館(電話0263・39・7400)へ。

写真説明:旧開智学校の記念美術室の目録に載っていた作品も並ぶ展示

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