明治の村地図、分析結果を報告 千曲で25日公開講座

2017/03/24 10:11

 県立歴史館(千曲市)と県測量設計業協会(長野市)、両者の有志でつくる県絵図地図研究会は25日、公開講座「明治の村地図を楽しむ」を同館で開く。明治初期、国策で県ごとに村々の地図作製が進められた。研究会は県内に当時あった村の地図や絵図計約1千点(県立歴史館所蔵)について4年がかりで1点ずつ分析。その成果を報告する。

 2016年度の文化庁の「地域の核となる美術館・歴史博物館支援事業」の一環。分析されていない館蔵史料の調査を進め、広く公開することが地域振興につながるとして企画した。

 歴史館によると、適切な測量に基づく地図が多く、更級郡桑原村(現千曲市桑原)などは現在の地図とほぼ重なるといい、技術的に精度が高い。県内には当時、江戸時代から続く1千を超える村があり、1点ずつ調査シートにまとめた。国提出分は戦災で燃え、県保管分が歴史館に移管されたという。

 当日は研究会員7人が各地域2、3点ずつ選んで紹介する。歴史館の村石正行専門主事は「多くの人にこの時期の絵図、地図の魅力を知ってほしい」と話す。調査結果の概要版を当日、資料として配る。今後、歴史館のウェブサイトにデジタルアーカイブにして掲載し、報告書にまとめる予定という。

 午後1時半〜3時半。受け付け開始は午後0時半で、先着220人。聴講無料。問い合わせは県立歴史館(電話026・274・2000)へ。

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