縄文の黒曜石採掘、紹介 下諏訪で4月29日開館

2017/03/17 11:09

 下諏訪町は、諏訪湖時の科学館・儀象堂(立町)隣に整備している「町埋蔵文化財センター」を、4月29日に開館すると決めた。地下1階、地上2階建て、延べ500平方メートル余で、町内の国史跡「星ケ塔遺跡」にある黒曜石の鉱脈や、縄文時代の採掘の様子が分かる模型などを展示する。正式な開館を前に、町内の祭り「ぶらりしもすわ三角八丁(ばっちょう)」が行われる同22日から27日の間は無料開放する。

 黒曜石採掘現場の模型は原寸大で高さ3メートル。1、2階の吹き抜けに展示する。採掘現場は霧ケ峰に近い星ケ塔山の標高1500メートル付近にあり、黒曜石の鉱脈が露出しているのは珍しい。こうした様子を街中で見ることができる。

 地下1階では旧石器時代の黒曜石の使われ方や、諏訪大社下社の大祝(おおほうり)だった金刺(かなざし)氏が活躍した中世までの町の歴史を紹介する映像を放映する。

 2階にはセンター隣の前方後円墳「青塚古墳」(県史跡)を望むことができるベランダを設け、縄文人が黒曜石を採掘する様子を描いた大型イラストなどを展示する。

 総工費は約2億1千万円。地質学を専門とする諏訪湖博物館・赤彦記念館の専門研究員、小口徹さん(63)が常駐し、解説などを担当する。

 町は18年度当初に、センターと儀象堂の間の塀を取り壊すなどして行き来しやすくし、「下諏訪歴史体験館」(仮称)として一体的な営業を始める方針。体験館の開業までに、センターの愛称を募集することも検討している。

写真説明:外装の一部に黒曜石をイメージした黒い金属パネルを張った下諏訪町埋蔵文化財センター


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