表情豊かな人々描いた20点 佐久の井出さん企画展

2017/03/17 11:07

 佐久市田口の市川村吾蔵記念館で26日まで、元県厚生連佐久総合病院職員でカフェギャラリーを経営する井出宏さん(75)=佐久市臼田=の作品を集めた企画展「いのち奏でて〜井出宏の描いた風景」が開かれている。同病院や市内の家畜改良センター茨城牧場長野支場などを舞台に、表情豊かな人々の姿を描いた油絵など20点を展示している。

 同館が毎年企画する「郷土の作家展」の一環。東京都出身の井出さんは、太平洋戦争中、祖父の家があった当時の臼田町(現佐久市)に疎開した。1963(昭和38)年から同病院でレストランの調理師や細胞検査士などとして勤務。同病院に在職中、職員による演劇の舞台背景を描いたことをきっかけに、絵を描くようになったという。

 油絵の「優勝のよろこび」は佐久総合病院野球部が82年の国体で初優勝した際のパレードの様子を描写。選手やチアガールたちの喜びの顔が生き生きと表現されている。また、井出さんが描いた同病院の病院祭のポスターや絵はがきなども展示している。

 大阪府吹田市から訪れた木下多恵子さん(84)は「人々の表情が豊か。本当に人が好きなのだなと思う」。井出さんは「風景の中で、人々が楽しみながら、精いっぱいに生きている姿を表現してきた。ぜひ見に来てほしい」と話している。

 午前9時〜午後5時。21日は休館。入場無料。問い合わせは同記念館(電話0267・81・5353)へ。

写真説明:人々の表情を生き生きと表現した自作を見る井出さん


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