「K.テンペスト」24日開幕 松本で最終の通し稽古

2017/02/24 10:59
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 松本市のまつもと市民芸術館で同館芸術監督の串田和美さんが演出する「K.テンペスト2017」の公演が24日に始まるのを前に、最終の通し稽古が23日夜、同館で行われた。シェークスピアの戯曲「テンペスト」を題材にした舞台の最新版で、「幻想音楽劇」と題し、出演者が声色を多彩に変化させたり、楽器を演奏したり。物語や演劇、現実の世界が入り交じった独特の舞台空間を繰り広げた。

 テンペストは嵐の意味。串田さんが演じる元ミラノ大公プロスペローが、自身を孤島に追放した弟アントーニオらに復讐(ふくしゅう)するため、魔術で嵐を起こし、弟一行を島に引き寄せる粗筋。恐ろしい嵐をコントラバスの低音や出演者のせりふの重なりで、野鳥が鳴く島の美しい光景は優しげな合唱などで表現。プロスペローの娘ミランダの恋模様や、弟一行が苦しめられる様子は、出演者が体を目いっぱい使った演技で印象的に見せた。

 観客席は舞台を取り囲む位置だけでなく、舞台の中にも設けられ、出演者が観客に語り掛けたり、隣の椅子に座ったりする場面もあった。

 同館での公演は28日まで計6回(25日は2回)。市芸術文化振興財団と信濃毎日新聞社が主催。各回とも残席あり。問い合わせは同館(電話0263・33・2200)へ。3月2日に伊那市の県伊那文化会館、同5日に飯山市文化交流館なちゅら、同8、9日に長野市芸術館でも公演する(9日は貸し切り)。

写真説明:「K.テンペスト2017」の最終の通し稽古をする役者ら=23日午後8時15分、まつもと市民芸術館

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