障害者が接客、岡谷の喫茶10周年 25日まで記念セール

2017/02/23 09:54
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 岡谷市長地権現町の諏訪湖ハイツ内にある喫茶・売店「えいぶる」が開店10周年を迎え、記念式典が22日、同ハイツで開かれた。店は障害者施設の運営に当たる市内の6団体でつくる「ハンデサポートおかや」が運営し、障害のある人が接客などを担当している。団体の会員たちは、障害者が社会参加し、働く意義を実感できる店づくりをさらに進めようと気持ちを新たにした。

 えいぶるは、ハイツ内の喫茶店を運営していたNPO法人が2006年に解散したのを引き継ぎ、07年1月に開店した。メニューは当初、コーヒーやおにぎりなどに限られたが、現在はカレーライスやチャーハンなど軽食も充実。障害者施設の利用者が交代で勤務し、マナー研修も重ねてきた。

 式典には団体の会員や店で働く障害者ら100人余が出席。ハンデサポートおかや代表の今井照雄さん(69)は「接客や各施設で作った品物の販売で、障害者が喜びを感じる場所。温かく見守ってほしい」とあいさつ。今井竜五市長は「ハイツを訪れる市内外の人たちの評判は良く、誇りに思う」と述べた。

 当初からスタッフを務める右脚が不自由な宮内良子さん(62)は「接客を通して会話できるのが楽しい」。5年ほど前から勤務している精神障害がある藤森康さん(50)は「注文をまとめるのも慣れてきた。常連のお客さんと知り合いになれた」と話していた。

 営業は午前10時〜午後4時、水曜定休。10周年を記念したセールを25日まで開き、コーヒー、紅茶、軽食を50円引きとする。

写真説明:「えいぶる」で開店10周年記念式典の出席者に振る舞うコーヒーを準備するスタッフ

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