栄村の火焔型土器を復元 県埋文センターで公開

2017/02/19 10:23
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 県埋蔵文化財センター(長野市篠ノ井布施高田)は、下水内郡栄村の「ひんご遺跡」で2016年8月に見つかった縄文時代の火焔(かえん)型土器を復元し、18日、出土品展で公開を始めた。高さが52センチ、口径が約35センチあり、同センターは、県内でこれまでに出土し復元された火焔型土器の中で、高さは過去最大としている。

 センターによると、火焔型土器は上部に炎のような突起があるのが特徴。これまでに中野市や飯山市でも出土しているが、破片だけの場合が多かったという。

 ひんご遺跡での発掘は15〜16年度に実施。16年8月末から火焔型土器や「王冠型土器」が大量に出土した。両型の土器が出土する地域は、新潟県を中心につくられた文化圏とされ、同県十日町市の笹山遺跡で出土した火焔型土器は国宝になっている。センターの綿田弘実主任調査研究員(57)は「栄村も火焔型土器文化の一角をなしていた」としている。

 出土品展は24日まで県埋蔵文化財センターで開いている。長野市の小島・柳原遺跡群から県内で初めて出土した奈良時代末〜平安初期の仏具「塔鋺形合子(とうまりがたごうす)」のふたなども展示されている。午前10時〜午後4時、入場無料。問い合わせは同センター(電話026・293・5926)

写真説明:栄村のひんご遺跡から出土した火焔型土器

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