昔の暮らしぶり分かる400の出土品  「発掘された松本」始まる

2017/02/12 09:34
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 松本市内の発掘調査でここ1年ほどの間に新たに見つかった史料を展示する速報展が11日、同市中央1の市時計博物館で始まった。市立考古博物館が主催。今年は本町(中央2)や松本城三の丸地区の土居尻など8カ所を中心に、出土した器や銅鏡など当時の暮らしぶりが分かる約400点を並べた。

 会場では、本町の信濃毎日新聞新松本本社建設地で出土した約千本の木製のくいが並ぶ溝の一部を再現。江戸時代に松本城を訪ねる要人を泊めた「御使者宿(おししゃやど)」があったとされる場所だが、それより前に造られた溝の設置目的は不明という。同市開智小学校3年の一杉(ひとすぎ)雪斗君(8)は「まだ分かっていないことを自分なりに考えるのが面白い」と話していた。

 9日に国史跡に指定された「小笠原氏城跡」の井川城跡、林城跡の出土品も紹介。中世にまじないに使ったとみられる漆器のわんや小さな塔婆(とうば)を展示した。

 26日まで(月曜休館)。18日午前11時から、発掘担当者による報告会(無料)を同市中央1のMウイングで開く。問い合わせは考古博物館(電話0263・86・4710)へ。

写真説明:木製のくいが並ぶ溝などを紹介する速報展

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