ルオーの版画一堂に 聖書など題材140点

2017/02/11 11:32
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 下諏訪町の諏訪湖畔にあるハーモ美術館は、フランスの画家ジョルジュ・ルオー(1871〜1958年)が手掛けた銅版画約140点を展示している。熱心なキリスト教徒で、聖書や貧しい労働者などを題材とした作品が多く、世の中の苦しみや矛盾、愛を表現している。

 1920年代の画集「ミゼレーレ」に収められた白黒作品58枚は、首をかしげて力が抜けたような男性や骸骨などの絵に、十字架に掛けられたイエス・キリストや温かい表情の母子の絵が交じる。学芸員の森全康(たけやす)さん(35)は「苦悩や不幸を埋め合わせるかのようにキリストが登場する」と説明する。

 ルオーは多くの犠牲者を出した第1、2次世界大戦の時代に生きた。森さんは「これだけのルオー作品を一度に見られる機会はないと思う」と来場を呼び掛けている。

 26日まで。入館料1200円。小中高校生は600円で土曜日は無料。

写真説明:銅版画集「ミゼレーレ」に収録された作品など約140点を並べた企画展

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