企画展で難民少女の力に 佐久のギャラリー、チョコ販売

2017/02/09 09:48
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 佐久市のJR佐久平駅近くにある「元麻布ギャラリー佐久平」で14日まで、企画展「ソレゾレノモノガタリ×チョコ募金2017」が開かれている。イラクやシリアから逃れた難民の少女4人を紹介する写真パネルや、動物たちが人間のように暮らす世界の物語に、来場者が絵や文字で内容を補ってもらうよう呼び掛けた作品を展示。イラクの医療支援などに充てるため、難民の少女たちによる絵が印刷された缶入りチョコレート(1缶500円)を販売している。

 チョコレート販売による支援は、NPO法人「日本イラク医療支援ネットワーク」(東京)の事業。同ギャラリーの大谷典子さんがこの事業を知り、「少しでも、苦しむ子どもたちの力になりたい」と2009年から毎年企画展を開催している。

 缶の花の絵は、過激派組織「イスラム国」(IS)から逃れるために亡命した少女や、白血病と闘う難民の少女らが描いた、オリーブやマーガレットなど全4種類。缶には「Iamnotephemeral(私ははかない命ではない)」と記載してある。

 動物たちが人間のように暮らす世界の物語は、紙に10場面描いてある。恋人を紹介したり、どこかに出掛けたりと粗筋はあるが、細かな内容までは決まっていない。来場者が絵や文字で物語の内容を補完し、持ち帰ることもできる。完成した作品は会場に飾っている。

 作品は、御代田町の画家森泉智哉さんが描いた。「問題意識を持つだけでなく、楽しめる企画展にしたかった」と大谷さん。「難民の少女たちや、来場者の作品など、それぞれに物語がある。気軽に参加してほしい」と呼び掛けている。

 無料。会期中は無休で、午前11時〜午後7時。

写真説明:難民の少女たちの写真パネルなどが展示された企画展

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