日々を慈しむ食事をどうぞ 伊那にカフェ「一汁三菜」提供

2017/02/07 10:13
ODEK2017020700750901.jpg

 伊那市街地の通り町商店街にあるカフェスペースに4日、東京都出身で駒ケ根市に住む宮下愛さん(37)が、カフェ「お茶とごはん冬草」をオープンした。宮下さんは昨年、同商店街を散策していた際に、カフェスペースがある商店を経営する平賀裕子さん(53)と知り合い、出店につながった。カフェはおかず3品と汁物の「一汁三菜」の食事などを提供。「居心地の良いスペースにしたい」と意気込んでいる。

 宮下さんは元々映画などの衣装を担当する仕事をしていた。「文化祭が毎日続くような」日々で食事も弁当が多かった。映画撮影で2カ月間タイに滞在した際、温かい現地の食事がケータリング(料理宅配)で提供されて撮影現場が和み、「食事で雰囲気は変わる」と実感し、27歳で転職。都内の飲食店で働いた。

 2010年、夫の丘(たかし)さん(33)=松本市出身=との結婚を機に松川村に移住。安曇野市の宿泊施設に勤務し、玄米菜食中心の料理を作っていた。昨年6月、駒ケ根市で家具作りの修業をする丘さんと一緒に同市に引っ越し、2人で伊那市の通り町を歩いていて平賀さんの店を見つけた。

 店のカフェスペースに入居していたカフェが独立・移転することになったため、その後、平賀さんから出店の誘いを受けた。宮下さんは「縁があるなら自分で店をやってみたい」と決意した。

 店名は「人の仕事や日々の活力を底上げできるような食事を作りたい」という思いから、縁の下の力持ちのような「冬草」にした。料理を載せる皿や店のレイアウトを決めるなど準備に追われるが、楽しさも感じるという。訪れた客が早速「食べると、どれだけ手間暇がかかっているか分かる」と声を掛けてくれたといい、ゆくゆくは夫婦で「家具のショールーム兼カフェができたらいいね」と話している。

 営業時間は午前11時〜午後6時。ランチは1日10食程度で1200円。金・日・祝日定休。問い合わせはワイルドツリー(電話0265・96・0438)へ。

写真説明:じっくりと手をかけて仕込んだ料理を出す宮下さん

北陸と信州・長野、新潟の観光情報が満載! 北陸・信越観光ナビ