本の感想、手紙に書いて 飯田・上郷図書館

2017/02/07 10:11
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 顔も知らない誰かに本の感想を「手紙」で届けてみませんか―。飯田市立上郷図書館が、地元の中高生や教員に館内の本を紹介する案内をつくってもらい、借りた人が感想を書く企画を始めた。これまでに6通の感想が届き、読書を通じて互いを知らない人同士の輪が広がり始めている。

 本年度、同館を職場体験で訪れた市内の中学校6校と高校1校の生徒たちに、お薦めの本の案内を書いてもらったのがきっかけ。そのまま保管していたが、「せっかくなら案内を掲示し、本を借りた人に感想を書いてもらってはどうか」と新たな企画を考えた。

 同館近くにある高陵中学校の図書委員や上郷小学校の教員にも案内の作成を依頼。感想を書き込んだA5判の画用紙に氏名は記さず、イニシャルだけを添えている。職場体験の生徒と合わせ約70人が絵本や小説、ライトノベルなどさまざまなジャンルの本を1人1冊ずつ紹介。1月19日に案内と本を一緒に並べるコーナーを設けると、多い時には1日に10〜20冊が貸し出されるようになった。

 コーナーの近くには借りた人が匿名で感想を書いた手紙を入れるポストも設置した。手紙には「とても読みやすかった」「また違う本を紹介してほしい」などと記されていたという。

 案内の掲示は19日まで。手紙は2月末まで受け付けて、紹介者にまとめて届ける予定だ。同館担当者は「互いの顔は分からなくても、相手の体温が感じられるような交流につながるといいですね」と話している。

写真説明:中高生などがつくった本の案内が並んだコーナー。感想を書いた手紙を入れるポストも用意している

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