県信濃美術館移動展 松川で開始

2017/02/05 11:03
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 県信濃美術館(長野市)の移動展が4日、松川町元大島の町中央公民館「えみりあ」で始まった=写真。飯田市出身の菱田春草(1874〜1911年)ら信州を代表する画家の作品と、伊那谷など県内の豊かな四季の風景を描いた作品計24点を展示。初日は同館学芸員によるギャラリートークもあり、約80人が鑑賞した。

 目玉の春草の日本画は「老子」の1点。古代中国の思想家・老子が牛に乗る姿を描いている。春草は当時革新的な、輪郭線のない技法「朦朧(もうろう)体」で知られるが、この作品は技法が確立される前の19歳ごろのもの。衣服や輪郭の太い線、牛の体毛の細い線など強弱のある精緻な描写が見られる。

 四季がテーマの展示では、南アルプスなどの山々を背景に高森町の特産品の柿を木に登って取る家族の様子や、飯田市遠山郷(上村・南信濃)に伝わる「遠山の霜月祭り」(国重要無形民俗文化財)の熱を帯びた様子を荒々しい筆致で描いた作品などが並ぶ。

 12日までの午前9時〜午後5時。大人300円、大学生150円。高校生以下無料。

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