身近な建築の美しさ考える 松本市美術館で5日から

2017/02/04 11:38

 身近な建築の美しさ、風土との調和を考える催し「ひと、まち、建築」が5日と25、26日、松本市美術館で開かれる。日本建築家協会関東甲信越支部長野地域会(長野市)と共に毎年開き8回目。街中にある美術館として開館15周年を迎えたことから、5日は同館を設計し、小布施町のまちづくりでも知られる建築家の故宮本忠長さんについての講演会を開く。

 昨年3月に88歳で亡くなった宮本さんは須坂市出身。多くの文化施設の設計を手掛け、松本市美術館は2004年、日本芸術院賞を受賞した。また、小布施町のまちづくりに導入した「町並修景」と名付けた手法は、全国的にも大きな影響を与えている。

 講演は5日午後2時からで、宮本さんと共に同館の設計に携わった宮本忠長建築設計事務所(長野市)設計長の久米勇一さんが話す。

 25日午後2時からは、建築家の手塚貴晴さん、由比さん夫妻(東京)が「建築家の仕事」と題して講演する。地元の伝統建築を基盤に自然を感じられる意匠を凝らした産婦人科医院「空の森クリニック」(沖縄県)などの設計で知られている2人だ。

 25、26日は同館で開く「県学生卒業設計コンクール」の出品作も一般公開。市民投票で松本市民賞を選ぶ趣向もある。同館担当者は「自分たちの暮らしや身の回りを意識する場にしてほしい」と来場を呼び掛けている。

 いずれも入場無料。5日と25日の講演は申し込みが必要。それぞれ定員100人。問い合わせは同館(電話0263・39・7400)へ。

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