生伴奏が彩る白黒映画 長野の映画館100周年催し第1弾

2016/12/26 09:45
ODEK2016122600734401.jpg

 長野市権堂町の老舗映画館「長野相生座・ロキシー」は25日、運営する長野映画興業創立100年目を迎え、100周年記念イベントの第1弾として、無声映画「日曜日の人々」(1930年、ドイツ)を上映した。サイレント映画ピアニスト柳下美恵さん(東京)の生伴奏が彩る白黒の画面を、180人余の観客が楽しんだ。

 「日曜日の人々」は第2次世界大戦前のドイツ・ベルリンを舞台に、タクシー運転手の男性やモデルの女性らが、ささやかながらも幸せな週末を過ごす様子を描いた作品だ。劇場で初めて無声映画を見たという市内の会社員飯田秀幸さん(29)は「映画の雰囲気や話に伴奏が合っていて面白かった」と喜んでいた。

 長野相生座・ロキシー周辺では再開発計画が進んでいる。知人と観劇に訪れた同市田町の自営業小林紀夫さん(76)は「こういう老舗の劇場を残してほしい」と願った。

 長野映画興業は1917(大正6)年に長野演芸館として創立され、53(昭和28)年に現社名になった。支配人の田上真里さん(45)は「映画ファンの皆さんが楽しめるイベントや特集上映を企画していく」といい、25日から1年間、多彩な催しを行うと意気込む。31日からは山田洋次監督の「男はつらいよ」第1〜5作の特集上映がある。

写真説明:長野相生座・ロキシーで行われたサイレント映画上映。柳下さん(左)のピアノ伴奏があった

北陸と信州・長野、新潟の観光情報が満載! 北陸・信越観光ナビ