芋井生まれの芋焼酎完成 長野で住民ら栽培のイモ使い

2016/12/06 10:03
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 長野市芋井地区の住民らでつくる「芋井の焼酎を造る会」が、地元で栽培したジャガイモから芋焼酎「芋井の里」を完成させた。「芋井の里で生まれ 芋井で育った 芋焼酎。」がキャッチフレーズ。住民の協力で生まれた焼酎を通して地域の魅力を高める狙いだ。5日、製造を委託した佐久市の酒造会社から2500本が初めて入荷した。

 昨年秋、地元の公園管理委員会役員が集まった際、「地区全体で地域おこしができないか」と発案。2月、同市広瀬の飯塚八十雄(やすお)さん(72)を会長に「芋井の焼酎を造る会」を発足させ、5月には酒販の免許を取得するため「合同会社芋井の里」を設立した。

 企画に賛同した農家や住民34戸が春から7月にかけて、ジャガイモのキタアカリを栽培。8月に収穫した2千キロを芙蓉(ふよう)酒造協同組合(佐久市)に送り、3600本を生産した。芋井の里専務の飯島洋平さん(76)=長野市上ケ屋=は「鼻に抜けるジャガイモの香りが自然で、おいしいものができた」と太鼓判を押す。ラベルのデザインは公募し、長野美術専門学校(長野市)の学生が考案した作品を選んだ。芋井地区の形をジャガイモに見立てている。

 飯塚さんは「うれしい。飲んでくれた人の口伝いで広まっていけばいい」と話す。同地区住民自治協議会の和田智会長(69)は「地域の皆さんの気持ちが一つになった企画。活力につなげたい」。補助金や交付金に頼らず、地区住民ら179人の会員から1万円ずつ出資を受けている。

 720ミリリットル入りで税込み1500円。11日までの午前10時〜正午、午後5〜7時に芋井の里事務所(長野市上ケ屋)で購入できる。来年1月12日にはアゼィリア飯綱でお披露目会も開く。問い合わせは芋井の里(電話026・239・3072)へ。

写真説明:完成した芋焼酎「芋井の里」を手にする飯塚さん

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