鈴ケ沢南蛮と仏菓子の組み合わせ 阿南の菓子工房開発

2016/11/29 10:04
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 下伊那郡阿南町富草のフランス菓子工房「ぱてぃすり草かんむり」が、地元伝統の唐辛子「鈴ケ沢南蛮」とフランスの郷土菓子を組み合わせた新商品「お口福(こうふく)」を開発した。レシピ作りを担当する朝生(あそう)つぐみさんとパティシエの高橋義明さん(34)が構想から3年を経て商品化。甘みと辛みの絶妙な組み合わせを楽しめる一品に仕上がった。

 ベースはフランスの半生菓子で、ナッツ、ユズ、蜂蜜を固めた生地を砂糖でコーティング。その上に「舌触りの良い柔らかな辛味」(朝生さん)が特徴の鈴ケ沢南蛮の輪切りを添えた。煮込むなどして2カ月かけて仕込んだ鈴ケ沢南蛮の豊かな辛みが、甘みの後にじわりと口に広がる。

 県の「信州の伝統野菜」にも選定されている鈴ケ沢南蛮の程よい辛さを引き出すために知恵を絞った。そのかいあって、県などが主催する本年度の「信州の味コンクール」の加工商品部門で最優秀賞を獲得。高橋さんは「和とフランスがうまく融合したと思う」。朝生さんは「エンターテインメント性のあるお菓子。ドキドキしながら食べてほしい」と話している。

 1粒10グラムほどで、3粒入り500円。鈴ケ沢南蛮1本付きは700円。阿南町の一般社団法人「信州アトム」(電話0260・31・1300)で通信販売し、店頭販売は飯田市の宮川紙店などで12月3日に始まる。問い合わせは同工房(電話0260・22・4510)へ。

写真説明:鈴ケ沢南蛮の辛みがアクセントの新商品「お口福」

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