「八」の付く日に朝市 千曲・稲荷山、街「末広がりに」

2016/09/30 11:27
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 千曲市稲荷山地区の活性化を目指す住民グループ「まちの学校」が、8の付く日に農産物や小物などを販売する朝市「八の市」を28日、地区内で始めた=写真。江戸時代に北国街道の商都として栄えた稲荷山でかつて「九斎市」が開かれていたことにちなみ企画。街を「末広がり」に盛り上げようと思い描いている。

 まちの学校は市民ら12人で2013年に結成。事務局長で郷土史に詳しい地元のフリー編集者宮坂勝彦さん(68)によると、幕末の「善光寺道名所図会」に稲荷山で九斎市が開かれていたと記されている。買い物をしながら住民らが交流する場所をつくろうと、市を開くことに。末広がりで縁起がよく、稲荷山の中心だったという八日町の「八」を朝市の名前に付けた。

 長野信金稲荷山支店の北にある旧呉服店の土間には、タマネギ、米、パン、皿などの品々が並んだ。午前8時半の開始とともに多くの客が訪れ、一部の野菜は10分ほどで完売。ジャガイモやタマネギを買った近くの主婦(75)は「野菜は重いから歩いて行ける場所に(市が)あるのはありがたい」と喜んでいた。

 八の市は毎月8、18、28日の午前8時半〜11時に開く。出店希望者も募っている。問い合わせは宮坂さん(電話090・4715・3981)へ。

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