豊かで独特、沖縄の民芸品 松本民芸館で120点展示

2016/09/28 11:41
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 沖縄県の染織品や焼き物、玩具といった工芸品を紹介する企画展「やちむんの里沖縄の民芸」が、松本市里山辺の松本民芸館で開かれている。同館を創設した民芸品収集家・研究家の丸山太郎さん(1909〜85年)が集めた約120点が並ぶ。

 丸山さんは1964(昭和39)年、日本民芸協会の全国大会に出席するため、初めて沖縄を訪れた。以後何度か沖縄に足を運び、工房や職人を訪ね歩いたという。

 江戸時代のものとされる約120センチ四方の風呂敷は、伝統的な技法「紅型(びんがた)」を使い、紺地に松竹梅を染めた。腰などに着ける酒器「抱瓶(だちびん)」や骨つぼ「厨子甕(じーしーがめ)」といった独特な焼き物、闘鶏やトラなどをかたどった玩具もある。沖縄の織物分類表といった資料も展示している。

 友人と訪れた安曇野市の女性は「沖縄の複雑な歴史から生まれた素晴らしい手仕事を見ることができた。大事に伝えていってほしい」。田中有規子館長(62)は「周辺地域の影響を受けながら、おおらかで豊かに花開いた文化を感じ取ってほしい」と話す。

 12月18日まで。月曜休館(10月10日は開館、11日は休館)。

 10月23日午後1時半から、沖縄県石垣島出身で同県指定無形文化財八重山古典民謡技能保持者の伊良皆高吉(いらみなこうきち)さん(78)=東京=の講演会「八重山のくらしと音楽」を開く(要予約)。11月13日は午前11時半と午後2時の2回、演奏会「三線を楽しむ会」を開く。各回30分で予約は不要。いずれも入館料300円が必要。70歳以上の市民と中学生以下無料。問い合わせは同館(電話0263・33・1569)へ。

写真説明:丸山太郎が収集した沖縄県の着物や焼き物が並ぶ企画展「やちむんの里沖縄の民芸」

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