信大生お薦め、安曇野の昆虫 市内小学校で巡回展

2016/09/24 11:04
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 安曇野市教育委員会の新市立博物館準備室などは、市内の小学校を対象に、同市豊科郷土博物館所蔵の昆虫標本の巡回展示をしている。同館でこの夏にアルバイトをした同市三郷明盛出身の信州大農学部2年、田島尚さん(20)=南箕輪村=が、約2千匹の標本からお薦めの76匹を選び、説明パネルも作った。昆虫好きといい、「安曇野は珍しい昆虫が身近にいる。地元の子どもたちにその存在を知ってもらいたい」と話している。

 同館には、1960〜90年代に元職員や博物館友の会会員が作った昆虫標本が約60ケースあるが、常設展示はしていない。有効活用しようと巡回展を考えており、昆虫に詳しい田島さんに選定を依頼した。

 選んだ虫は、どれも安曇野で見ることができる。「面白い色、形」「温暖化で分布を広げる昆虫」など6テーマに分けて選び、ガラスケースに並べた。「昆虫の中でも色や形が多様なガが好き」と話す田島さんのお薦めは、ガの一種で枯れ葉のような羽が特徴のアケビコノハ。「どこにでもいるのに、あまり知られていない」。チョウの一種で光沢がある緑色の羽を持つミドリシジミも選んだ。

 環境省や県版のレッドリストで絶滅危惧種に指定されているオオルリシジミや、県天然記念物のオオイチモンジといった貴重なチョウ、子どもに人気のカブトムシ、クワガタも展示する。

 巡回展は9月下旬に始め、市内10校のうち、展示を希望した豊科南小や穂高北小など4校を回る。一般の見学はできない。

写真説明:昆虫標本の状態を確かめる田島さん=15日、安曇野市豊科郷土博物館

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