広重作品に四季の情感 長野・信濃美術館で企画展

2016/09/17 10:57
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 江戸時代の浮世絵師、歌川広重の作品コレクションを展示する企画展「歌川広重の世界東海道五十三次と江戸の四季」が16日、長野市の県信濃美術館で始まった。

 公益財団法人平木浮世絵財団(東京)が所有する約6千点の浮世絵コレクションの中から160点を借り、展示。浮世絵は絵師が原画を描いた後、彫師が版木を彫り、摺師(すりし)が印刷して完成する。広重が完成まで立ち会い、色づかいを指示した「初摺」の日本橋や箱根山の作品など貴重な作品が並ぶ。現在の千曲市の棚田を描いた作品もある。

 観覧者に解説した同財団の森山悦乃学芸員は「広重は四季や天候などの自然現象を作品に取り込み、情感豊かに表現した。感情に訴えかけてくる作風が特徴」と話した。訪れた人は「細かい色が版画とは思えない」などと話していた。

 10月16日まで。水曜休館。観覧料は大人800円、大学生600円、高校生以下無料。

写真説明:歌川広重の作品を解説する平木浮世絵財団の森山悦乃学芸員

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