諏訪の自閉症の画家個展 中野の表具店で16日まで

2016/09/07 10:02
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 中野市三ツ和の表具店「芳仙洞」で6日、自閉症の画家酒井慶二郎さん(27)=諏訪市=の個展が始まった。酒井さんの作品を同店が表装した縁で初めて開催。染めた麻を使って同社がパネルや額に仕上げた作品10点を含め、野菜や花、動物などを緻密に描いた41点が並んでいる。

 子猿1匹を和紙に大きく描いたアクリル画は、柔らかそうな毛を丹念に描いた。額への仕上げは同店が担い、絵の周囲には藍色に染めた麻を張った。宇宙をイメージして表装したといい、麻の部分には金箔(きんぱく)や銀箔(ぎんぱく)を星くずのようにちりばめた。

 このほかキャベツやカボチャ、ネギ、タケノコを題材にした作品もあり、根っこや種などを細かく描写。男女の肖像画や、革にキャラクターを描いた作品も展示している。

 11日には酒井さんが会場を訪れて肖像画を描く予定で、来場者はその様子を見学できる。同店社長の表具師、北岡隆洞さん(38)は「絵そのものの素晴らしさと、現代建築にも合う仕立てを楽しんでほしい」。16日までの午前9時〜午後5時。無料。

写真説明:地獄谷野猿公苑の子猿を描き、額に仕上げた作品

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