15年度県内出土の土器や土偶 安曇野で巡回展

2016/09/03 11:53
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 県内の14遺跡で昨年度に出土したり、調査報告がまとまったりした土器や土偶など約250点を展示する巡回展「長野県の遺跡発掘2016」が3日、安曇野市豊科郷土博物館で始まる。県内各地の新たな発掘成果を知ることができる。10月16日まで。

 同博物館や県立歴史館(千曲市)などの主催。県埋蔵文化財センター(長野市)が発掘した遺跡と、市町村教育委員会が発掘した遺跡に分けて展示する。このうち土偶や埴輪(はにわ)は別コーナーにまとめて並べた。

 長野市篠ノ井塩崎で出土した弥生時代初期の土器は、東海地方の土器特有の紋様「条痕文(じょうこんもん)」が見られ、当時すでに両地域で文化的な交流があったことが分かる。塩尻市宗賀の平出遺跡で発掘された縄文時代の土偶の破片には、笑顔や鋭い目つきをした顔など豊かな表情が描かれている。

 同博物館の百瀬新治館長は「どんな生活をしていたのか、どうやって道具を使っていたのかと当時の人たちの暮らしを想像しながら楽しんでほしい」と話している。

 1988(昭和63)年に安曇野市明科光の北村遺跡で出土した縄文時代の男女の人骨も11月6日まで展示している。9月10日午後1時半から、人骨の分析をした茂原信生・京大名誉教授が講演する。

 月曜日(祝日の場合は翌日)が休館。

写真説明:「長野県の遺跡発掘2016」で紹介される各地の遺跡で発掘された出土品

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