洋画家・栗林今朝男さんしのぶ 小海で回顧展、座談会も

2016/09/03 11:51
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 小海町高原美術館で3日、今年2月に91歳で亡くなった同町千代里の洋画家栗林今朝男さんの回顧展が始まる。同町出身で佐久地方で教員をし、画家として独立後も古里で創作してきた栗林さんの画業を、55点の作品で振り返る。

 栗林さんは、馬を主題にした半具象的な絵画で知られ、町にも多く寄贈した。回顧展は美術館の収蔵品と遺族からの提供作品で構成。時代ごとにまとめ、1960年代に描かれた鳥やクモの巣をモチーフにした珍しい作品も飾る。

 学芸員の中嶋実さん(50)は「幼少期に生活を共にした馬を自身に重ねながら、神秘的な世界を描きつつ、当時の世相も表現している。絵も全体的には暗いトーンだが、一部に明るい色を入れて希望を感じさせる」と解説する。

 回顧展は10月10日までの午前9時〜午後5時。毎週火曜と9月23日が休館。高校生以上500円、小中学生150円。4日は午後2時から、栗林さんの親族や親しい芸術家らを交えた座談会も予定する。申し込み不要。問い合わせは町高原美術館(電話0267・93・2133)へ。

写真説明:馬をモチーフにした絵が並ぶ栗林さんの回顧展

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