北斎の多彩な世界 松本の浮世絵博物館が企画展

2016/08/25 10:00
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 松本市島立の日本浮世絵博物館は、江戸後期の浮世絵師葛飾北斎(1760〜1849年)の作品を紹介する企画展「北斎―森羅万象を描いた絵師」を開いている。橋や滝、人物や花といったさまざまな題材を描いた同館所蔵の約100点を展示している。

 富士山や海を大胆な構図で描いた「富嶽(ふがく)三十六景」シリーズ、実際には行っていない琉球(沖縄)を題材に、本来は降らない雪が積もった景色などを表現した「琉球八景」などが並ぶ。「遊郭座敷内部」は縦38センチ、横25センチの紙を横に5枚並べた絵で、座敷いっぱいに描いた赤い着物の遊女たちの華やかさが目を引く。

 香港から訪れた会社員女性劉肇茵(リュウシャウヤン)さん(43)は「北斎の絵は素晴らしく、日本のオリジナルだと思った。西洋の画家たちが浮世絵に魅了された理由が分かった」と話した。

 企画展は9月25日まで。荒れ狂う大波の間から小さく富士山がのぞく代表作「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏(なみうら)」と、怪談「百物語」の浮世絵5枚の展示は8月末まで。9月は「富嶽三十六景 凱風快晴(赤富士)」を展示する。午前10時〜午後5時。月曜休館(9月19日は開館、20日は休館)。大人1200円、小中学生600円。問い合わせは日本浮世絵博物館(電話0263・47・4440)へ。

写真説明:北斎の代表作「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」(右)などが並ぶ企画展

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