高橋節郎の軌跡、初期作品中心に 安曇野の美術館

2016/08/20 12:01
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 安曇野市の安曇野高橋節郎記念美術館は、企画展「高橋節郎の軌跡出会いと初期作品」を開いている=写真。同市出身の漆芸家高橋節郎さん(1914〜2007年)が若い頃に出会った芸術家や、自身の初期作品を中心に約50点を展示。芸術家としての軌跡を伝えている。

 高橋さんが影響を受けた画家ら7人の作品を紹介。父の友人で、芸術家になるきっかけをつくったという日本画家結城素明(1875〜1957年)らを取り上げている。

 初期作品の展示コーナーでは、写実画から抽象画に作風が変化していく様子がうかがえる。55年の作品「都会の歌」は、漆の表面に線刻を施して金を埋め込む「鎗金(そうきん)」と呼ばれる技法を使い、黒い漆に幾何学的な模様で都会の景色を浮かび上がらせている。

 静岡県磐田市から訪れた自営業高橋秀生さん(57)は「細やかさと美しさに魅力がある。抽象的な表現の中に職人技も感じる」と話した。

 9月4日まで(月曜は休館)。観覧料は一般600円、高校・大学生400円。中学生以下無料。今月21日午後2時から講演会がある。問い合わせは安曇野高橋節郎記念美術館(電話0263・81・3030)へ。

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