記憶をたどる風景画 上田で中西良さん個展

2016/08/14 10:22
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 上田市出身の画家中西良さん(52)=鎌倉市=の個展が13日、上田市天神のカフェラウンジ・ポプラで始まった。本紙文化面の連載「思索のノート」に2015年4月から1年間、全12回掲載した挿絵の原画を展示。水彩で描かれた風景画の柔らかな色使いに接することができる。

 この間の連載は評論家川本三郎さんが「地方をつなぐ贈り物」と題して担当。文学作品や映画に登場する国内の津々浦々の情景を、自らの旅の記憶も重ねてつづった。中西さんはその文章からイメージした風景を、自ら訪れたことのある場所や、新たに取材した場所をもとに描写した。

 東御市八重原から望む浅間山の眺望や、軽井沢駅前のロータリーなど特定の場所をスケッチしつつ、誰にとっても遠い記憶の中にあるような懐かしさを覚える一場面となっている。

 中西さんは挿絵について「難しかったが、とても楽しかった」と振り返り、「さまざまな体験を重ねる中で記憶に残る部分とは何か。その核になるところを今後も伝えていきたい」と話している。

 19日まで(17日休み)。午前10時〜午後6時。入場無料。

写真説明:「読み取る鍵がいっぱいあるような風景画を心掛けた」。原画展会場で話す中西さん

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