22歳で戦死の地元野球選手 佐久で生涯たどる企画展

2016/08/13 11:01
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 佐久市望月歴史民俗資料館で31日まで、夏の企画展「白球にかけた青春〜陸軍特攻隊員 渡辺静」が開かれている。小諸商業学校(現小諸商業高校)の野球部や職業野球団で活躍後、特攻隊員として戦死した渡辺静さんを取り上げ、22歳の生涯を写真や資料でたどっている。

 渡辺さんは北佐久郡協和村(現佐久市)出身。同校の野球部で中軸を打ち、職業野球団「朝日」にスカウトされた。公式戦にも出場したが、兵役のため1943年11月に退団。45年6月に特攻隊員として鹿児島県知覧町(現南九州市)から出撃し、戦死した。

 会場には、同校野球部時代や、朝日に入団した当時の姿を撮影した写真などを展示。出撃前、渡辺さんが両親や野球に対する思いを記した日誌のページを撮影した写真も並ぶ。

 渡辺さんのおいの中島正直さん(75)=長野市安茂里=は「22歳の若者が命を失った悲惨な歴史に触れ、ぜひ自分に置き換えて考えてほしい」と話している。

 午前9時〜午後5時。入場料は一般300円、高校・大学生250円、小中学生150円。14、15日は無料。期間中は15日以外の月曜と17日が休館。

 14、15日は午後3時半〜4時半、近くの市天来記念館で、小諸市のコミュニティテレビこもろが渡辺さんを題材に制作した特別番組「青春の遺書」を上映する。

 問い合わせは望月歴史民俗資料館(電話0267・54・2112)へ。

写真説明:渡辺さんの投球フォームを撮影した写真などを並べた企画展

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