火災乗り越え、またあの味を 白馬の飲食店8月2日再開

2016/07/28 09:56
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 昨年9月末の火災で全焼した白馬村北城の飲食店「絵夢(えむ)」が再建し、8月2日から営業を始める。多くの常連客から励ましや寄付を受け、店主の一志富貴子(いっしふきこ)さん(61)が再建しようと決めた。一志さんは「再開を待つお客さんに満足してもらえるような店にしたい」と意気込んでいる。

 絵夢は1985(昭和60)年、JR白馬駅近くの国道148号沿いに開店。千円以下の手頃な価格でボリュームいっぱいの定食やラーメン、カレーなどを提供し、地元の若者や家族連れのほか、スキーシーズンには外国人観光客らでにぎわっていた。

 火災は昨年9月26日未明に起きた。閉店後、店の奥で休んでいた一志さんが厨房(ちゅうぼう)で火が出たことに気づき、すぐさま消火に当たったが、母親と暮らしていた木造2階建ての住宅兼店舗は全焼した。

 やけどを負った一志さんは松本市の病院に運ばれて1カ月ほど入院した。その間、常連客も白馬から見舞いに来てくれた。退院して焼け跡を訪れると、再開を待ち望む人のメッセージで埋め尽くされた木の板が立て掛けてあり、それを見た一志さんは「もう一度やろう」と決意した。

 店は元の場所に再建し、席の配置やメニューも以前とほとんど変わらない。新しい看板は常連客が寄贈した。一志さんは「多くの人の励ましが支えになった」と感謝し、「自分で続けられる限り、頑張りたい」と話している。

 営業は午前11時半〜午後2時半、午後5時半〜午後8時半。火曜休み。問い合わせは一志さん(電話080・1022・8950)へ。

写真説明:8月2日の営業再開へ向けて準備を進める店主の一志さん=27日、白馬村

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