手塚治虫さん作品を舞台化 松本の劇団、10月公演

2016/07/06 09:55
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 松本市のまつもと市民芸術館を拠点に活動する劇団「TCアルプ」は10月、故手塚治虫さんの風刺漫画「人間ども集まれ!」を舞台化して公演する。外部の演出家を迎えて公演する「TCアルププロジェクト」の新作。演出・脚本を担当する木内宏昌さん(51)=東京=と俳優4人が5日、同館で記者会見を開き、「松本でしかできない舞台にしよう」と意気込みを語った=写真。

 TCアルプは、県外出身の20〜30代の俳優が松本に住み地域と関わりながら舞台を創作し、結成10年目を迎えた。「人間ども集まれ!」は、1967〜68年に週刊漫画サンデー(実業之日本社)で連載。男でも女でもない第三の性を持ち、便利な道具として量産される「無性人間」が登場し、戦争や医学、性などの問題を提起している。

 木内さんは「無性人間の叫びは現在の自分たちに向けられている気がする」とし、漫画を「体と声を使った演劇でどう『翻訳』するか探っている」とした。

 プロジェクトは、配役決定前に俳優が作品について考えるワークショップ(参加型講習会)をしている。メンバーの細川貴司さん(34)は「大量生産ではない時間をかけた作品づくりをしたい」と話した。8日までワークショップを行い、9月半ばから稽古に入る。

 公演は10月20〜22日。一般4000円、25歳以下2500円、18歳以下1500円。問い合わせは同館チケットセンター(電話0263・33・2200)へ。

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