善光寺雲上殿に大作「桜図」 日本画家の千住博さん奉納

2016/06/29 10:13
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 日本画家の千住博さん(58)=米国在住=が28日、満開の桜をイメージした大作「桜図」を、長野市の善光寺雲上殿に奉納した。納骨に訪れる人々の気持ちに寄り添い、癒やしたいと、穏やかで明るい来世の桜を表現した。

 昨年完成した納骨堂待合所の大壁に合うよう、横160センチ、縦110センチの大きさ。淡くかすむ緑色から深みのある青へと変化する空を背景に、九州でスケッチを重ねたというソメイヨシノの大木が咲き誇る様子を描いた。

 「別れの空間であることを考え、光に包まれて救われるイメージで構図や色使いを考えた」という千住さん。花が散る無常感と併せ、「故人がこういう穏やかな世界に旅立ったんだと思ってもらえたらうれしい」。

 雲上殿周辺はソメイヨシノの名所としても市民に親しまれている。善光寺庶務部長の清水雄介さん(43)は「不安や悲しみを抱えた遺族にこの絵が力を与えてくれるはず」と話している。

 毎日午前9時〜午後3時、誰でも鑑賞できる。

写真説明:善光寺雲上殿の待合所に掲げられた「桜図」と千住さん

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