「ぽんすけ」の生態を知ろう 長野で7月2日初の観察会

2016/06/25 11:42
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 絶滅が危ぶまれる淡水魚シナイモツゴの保全活動をする長野市の「ぽんすけ育成会」は7月2日、初めての観察会を同市篠ノ井有旅(うたび)の信里小学校で開く。シナイモツゴの特徴や生息する環境などを知ってもらい、活動に協力してもらえる会員を募集する。淡水魚に詳しい研究者による専門的な解説もある。

 ぽんすけ育成会によると、信里小の敷地には農業用に使われていた池があり、今もシナイモツゴが生息する。当日は、ほかの池の生物も含めて生態を観察。淡水魚の保全についての講座で、日本魚類学会評議員で岐阜大准教授の向井貴彦さんが話す。

 シナイモツゴはコイ科で、体長5〜8センチ。県指定希少野生動植物の1種となっている。河川工事などで生息域が狭まり、長野市では南西部のため池の一部に生息する。農業者の高齢化や後継者不足で池の管理が行き届かなくなり、外来種による捕食なども課題だ。

 現在の育成会員数は10人。会員でシナイモツゴを研究している信州大理学部博士研究員の小西繭さん(41)は、本格的な活動に向け、「観察を楽しみながらシナイモツゴを知ってもらい、会員が増えたらうれしい」と話している。

 観察会は午前10時、向井さんの講座は午後1時半から。観察会だけの参加も可。無料。汚れてもいい服装が好ましいという。問い合わせは、ぽんすけ育成会会長の小林和子さん(電話090・4161・0634)へ。

写真説明:長野市南西部で「ぽんすけ」の愛称で呼ばれるシナイモツゴ

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