「涸沢音楽祭」再出発へ 8月20日にミニコンサート

2016/06/22 11:10
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 毎年夏に標高約2300メートルの北アルプス涸沢(松本市安曇)で開き、昨年の20回目で一区切りとなった「涸沢音楽祭」が、今年は「涸沢ミニコンサートの夕べ」として再出発する。演奏者数を減らすなど規模を縮小し、主に山小屋内で演奏する形式に変更。8月20日に開く予定で、演奏者が練習に励んでいる。

 音楽祭は山小屋「涸沢ヒュッテ」や登山愛好家らでつくる実行委員会が企画し、演奏者の楽器はヘリコプターで運搬。昨年は21人が出演し、管楽器の野外演奏やヒュッテ内での木管楽器の演奏などがあった。

 関係者の高齢化や運営の負担などもあり、新たな形式での再出発を模索。主催は涸沢ヒュッテで、事務局は元実行委員の5人が担う。楽器は演奏者自身が運ぶ。以前の演奏者や知人に呼び掛け、今回はフルート4人、オーボエ1人、キーボード1人が集った。

 8月20日夜にヒュッテ内で1時間ほど演奏し、昼間も野外で演奏する予定。事務局は「しばらくは方向を模索したい」とする。

 演奏者は今月19日に初練習し、皆で歌える山の歌や幅広い世代向けの曲を選んで音を合わせた。2002年から参加するフルートの山岸尚志さん(53)=松本市横田=は「(楽器などを自分で運ぶ)体力的な不安もあったが、仲間で話し合い出演することにした。楽しみにしてくれる人のことを思って頑張りたい」と話す。

 涸沢ヒュッテの山口孝社長(68)は「テント場から山の歌が聞こえてくるような古き良き時代の雰囲気を大事に、涸沢に合ったコンサートを、山を愛する人たちでつくっていきたい」と話している。

写真説明:「涸沢ミニコンサートの夕べ」に向けて練習を始めたメンバー

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