上田の寺で仏教テーマの作品展 県内出身の独在住画家

2016/06/20 09:47
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 上田市殿城の瀧水(りゅうすい)寺の本堂で19日、上水内郡信州新町(現長野市)出身で、ドイツ・ケルン在住の画家岡田ムツミさん(63)の作品展「六大(ろくだい)について」が始まった。空海の教えで、宇宙の全てのものを構成するとされる六つの要素「地・水・火・風・空・識(しき)」の六大をテーマにした油彩画など計21点を展示している。

 寺の住職大平稔雄(じんゆう)さん(59)が2012年、ケルンで仏教声楽の「声明(しょうみょう)」の公演をしたのを機に岡田さんと出会い、その縁で作品展を企画した。縦140センチ、横120センチの大作6点が中心。豊かな大地をイメージした「地」、水の重さをオレンジ色の帯で表現した「水」など、岡田さんが独自の解釈で描いた。

 昨年夏からケルンのアトリエで制作した岡田さんは「ドイツでは仏教についてよく質問される。仏教のことを考える機会になり面白かった」。大平さんは声明の研究会に所属し、東京・国立劇場での公演経験もある。「気軽に寺を訪れてもらい、言葉では伝わりにくいものを絵から感じてほしい」と話している。

 鑑賞は無料。26日まで。午前10時〜午後5時。岡田さんは期間中、会場にいる予定。問い合わせは瀧水寺(電話0268・27・6938)へ。

写真説明:本堂に展示した作品を見る岡田さん(左)と住職の大平さん

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