幸村の人物像形成を巡って 18日に長野で講演会

2016/06/14 11:28

 長野市の公益財団法人通信文化協会信越地方本部と、郵便局退職者らの信越郵政人連盟北信支部は18日、支部創立50周年を記念した「文化講演会」を市内のメルパルクNAGANOで開く。「英雄真田幸村はこうして創(つく)られた」と題し、大阪大谷大文学部の高橋圭一教授(日本近世文学)が講演。江戸時代の文学や講談などの芸能によってつくられた戦国武将真田幸村(信繁)像について紹介する。

 信繁が主人公のNHK大河ドラマ「真田丸」の放送による関心の高まりに応えようと、文化活動の一環で企画。最近の論文に「幸村見参―大坂の陣の実録と講釈」がある高橋教授を招く。

 講演では、大坂冬の陣(1614年)で大坂城南東に築いた出城「真田丸」にこもった幸村に挑発され、誘いに乗った徳川方の前田勢が大敗北したことを巡り、冬の陣終結直後に出版された物語が智将幸村の姿を鮮やかに描いている―と紹介する。江戸の文学や芸能の中で、豊かな想像力を駆使し、脚色された幸村像にも触れる。

 通信文化協会信越地方本部事務局は「一般的には幸村の名で通っている信繁がどう描かれ、現在われわれが抱く人物像として定着したのかを知ってもらえば、ドラマを見る際に興味がより湧くのではないか」としている。

 講演会は午前10時から。定員300人だが残り30人を先着順で募る。入場無料。通信文化協会信越地方本部へファクス(026・223・0160)などで申し込む。その際、連絡先を明記する。問い合わせは、同本部(電話026・223・0160)へ。

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