「長野県の石」3種一緒に展示 富士見町歴史民俗資料館

2016/06/11 12:16
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 日本地質学会が5月に「長野県の石」として黒曜石、ざくろ石、ナウマンゾウの化石を認定したのを受け、富士見町歴史民俗資料館は、同館と隣接の井戸尻考古館が収蔵する3種類の石の展示を始めた。いずれも諏訪地域などが産出地で、同じガラスケースに収め、「一度に全てが見られる機会」と来館を呼び掛けている。

 黒曜石は和田峠(下諏訪町・長和町境)産で四つあり、直径約8〜25センチ。ガラス質で、縄文時代に加工して刃物などに使われた。和田峠と川上村で出土したざくろ石は直径約10センチ。宝石のガーネットで、アフリカでは紙やすりの原料にもなる。ナウマンゾウの化石は、1990年に富士見町落合の矢の沢川の河原で見つかった。右上顎の臼歯で直径25センチほど。5万〜20万年前のものとみられている。

 同学会は「古里の地質を愛してほしい」と、「県の石」(都道府県の石)を初めて認定し、47都道府県で産出する特徴的な岩石、鉱物、化石を一つずつ選んだ。計141種ある。

 樋口誠司館長(58)は「人々が武器やおしゃれに使ったり、ナウマンゾウが歩いていたりした姿を想像すると、石が生き生きとして見えます」と話している。大人300円、小中学生150円。月曜と祝日の翌日は休館。問い合わせは同館(電話0266・65・3572)へ。

写真説明:「長野県の石」に認定された(手前から)黒曜石、ざくろ石、ナウマンゾウの化石

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