「四谷怪談」都内で通し稽古 「まつもと大歌舞伎」演目

2016/06/06 10:05
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 松本市で7月に開く「信州・まつもと大歌舞伎」と同じ演目で、6日に初日を迎える「渋谷・コクーン歌舞伎」の通し稽古が5日夜、東京・渋谷のシアターコクーンで報道陣に公開された。新演出の「四谷怪談」を、中村扇雀さん(55)、中村獅童さん(43)、中村勘九郎さん(34)、七之助さん(33)兄弟らが本番さながらに熱演した。

 四谷怪談は、演出・美術を手掛ける串田和美さん(73)=まつもと市民芸術館芸術監督=が故中村勘三郎さんと手を組み、1994年に上演したコクーン歌舞伎第1弾の演目。今回は新たな演出を加え、江戸の街をサラリーマンが行き交ったり、モンゴルの歌唱法「ホーミー」の演奏を背景に役者が立ち回ったりする。

 通し稽古前の取材に、串田さんは演出について「(立身出世のために妻のお岩を捨てる)民谷伊右衛門に代表される人間の迷いや恐れ、それでも生きようとする思いが根底にある」と話した。直助権兵衛役を演じる勘九郎さんは「父(勘三郎さん)の思い入れのある芝居。緊張感を持ち勝負している」と語った。

 まつもと大歌舞伎は7月11〜17日、松本市のまつもと市民芸術館で開く。市や松本商工会議所、信濃毎日新聞社などでつくる実行委員会主催。チケットの問い合わせは、まつもと市民芸術館チケットセンター(電話0263・33・2200)へ。

写真説明:四谷怪談の通し稽古をする(右から)中村扇雀さん、中村獅童さん、中村勘九郎さん、七之助さん

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