絹使い「集大成」の作品展 岡谷で多摩美大卒業・修了生

2016/06/04 11:12
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 多摩美術大(東京)や同大大学院でテキスタイル(布)のデザインを専攻し、今春卒業、修了した学生らの作品展が岡谷市立岡谷蚕糸博物館で開かれている。高林千幸館長(65)が同大で素材としての絹について講義している縁で企画し、2年目。絹布に鮮やかにデザインした染色や、刺しゅうなど14点が並ぶ。

 インドネシア出身のララ・プラッドニャ・ニンディタさんは、体に巻く同国の伝統工芸「バティック」を仕上げた。長さ約3メートルの絹布にアイスクリームや髪飾りなどを染色で表現し、「日本のサブカルチャーと自国文化の融合」を目指したという。

 登里(のぼりざと)萌さんは、白の絹布に白の絹糸で刺しゅうした作品を展示。無数の円や木の葉をイメージした模様が並び、見る位置によって刺しゅう部分の明暗が変わる。永井小百合さんは絹布を染めてタンポポを描いた。「どんな場所でも咲く力強さ」を表現した作品だ。

 5日午後1時半から、高校生を対象に出品者が制作の様子や大学生活などを映像を交えて紹介し、作品解説もする。多摩美大による入試説明会も予定している。展示は7月24日まで。問い合わせは同博物館(電話0266・23・3489)へ。

写真説明:長さ約3メートルの絹布を染めたインドネシアの伝統工芸「バティック」

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